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不動産投資ローンの審査に落ちた時の原因と対策を解説

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不動産投資ローンの審査に落ちた時の原因と対策を解説

不動産投資を全て自己資金で賄う人は少なく、多くが不動産投資ローンを活用して行います。しかし不動産投資ローンには厳しい審査があり、いざ投資を始めようと思い立っても審査でつまずいてしまうこともしばしば起こります。本記事では、実際に不動産投資ローンの審査に落ちてしまった方向けに、不動産投資ローンの審査落ちに考えられる原因と、通過するための対策を解説します。

1.不動産投資ローンの審査落ちに考えられる原因

まず、不動産投資ローンの審査に落ちた原因として考えられるものを紹介していきます。これから紹介していく原因で、自分に当てはまるのはありませんか?

1-1.自己資金が少ない

1点目の考えられる原因は、用意していた自己資金が少ないことです。資金を貸す側の金融機関は、貸した資金を完済してくれるかどうかを重要な項目として見ています。これに対して、自己資金が少ない場合はローンから得る資金に頼っていることになるため、万が一投資が失敗してしまった場合に返済が滞る可能性が高いとみなされます。
また、自己資金が少ないということは毎月の返済額も多くなってしまうため、金融機関にとっては毎月の回収リスクも高くなります。自己資金を十分に用意できずに不動産投資ローンの審査に落ちるケースは、比較的多く見られる傾向があります。

1-2.勤務先の安定性が低い

2点目の考えられる原因は、勤務先の安定性が低いことです。
会社の安定性が低いことは、融資を受ける人が倒産によって収入が無くなり、返済が困難になる可能性が高いことを示します。逆に、上場している会社や名の知れた会社に勤めている人であれば、安定性が高くローン審査を通過しやすい傾向があります。

1-3.勤務年数が低い

3点目の考えられる原因は、現在の勤務先に勤務している年数が短いことです。勤務年数が短いことは、勤務先を頻繁に変えることが多く、今後不安定な会社に転職する可能性が高いことを示します。つまり、今後支払い困難になる可能性が出てくることを懸念されているのです。一概には言い切れませんが、不動産投資ローンであれば、勤務年数が3年~5年以上で審査に通りやすいと言われています。

1-4.年収が不安定

4点目の考えられる原因は、年収が不安定であることです。現在の年収の多くがインセンティブやボーナスに依存している場合、今後それが無くなった場合に支払いが困難になる可能性が高いことを示します。この場合は融資額を多く設定して審査に落ちているケースが多いため、インセンティブやボーナスを考慮しすぎない融資額を設定するようにしましょう。

1-5.融資年数に対する年齢が高い

5点目の考えられる原因は、融資年数に対する年齢が高いことです。例えば、55歳の方が20年ローンを利用しようとした場合、定年退職後の収入が不安定となるため、審査に落ちてしまうことがあります。また、高年齢であればローン利用中に病気の発生や万が一死亡してしまった場合には、ローン返済が困難になることも懸念材料として見られます。

年齢が高いからローンが受けられないことはありませんが、若い人の方が審査通過の可能性が高いことは否定できません。

1-6.投資先物件の評価が低い

6点目の考えられる原因は、投資先物件の評価が低いことです。投資しようとしている不動産が投資対象として魅力的ではないと金融機関に判断された場合は、審査通過できない可能性が高いです。これは、投資先物件では毎月の返済額以上の利益を出すことができないと見られてしまうからです。同時に、返済が困難になった場合に担保としての不動産価値が低いことも示しています。逆に言うと、金融機関の審査に通過したということは、ひとまず投資先物件としての評価は高いということが分かるため、ひとつの指標として利用することもできます。

1-7.個人の信用情報に何かしらの悪い評価がある

個人の信用情報に何かしらの悪い評価がある

7点目の考えられる原因は、個人の信用情報に何かしらの悪い評価があることです。融資を受ける時、個人の信用情報を検索します。この場合の信用情報とは、過去のクレジットカード使用や融資の有無とその支払い状況などを指し、支払い遅延や支払い滞納などが繰り返されている場合は信用できないと評価されてしまいます。逆に日ごろからクレジットカードを頻繁に利用していて、かつ支払い遅延や滞納が一切ない人にとっては、問題ないと判断されることがほとんどです。

2.不動産投資ローンの審査に落ちた時に対策

このように、不動産投資ローンの審査落ちには様々な原因が考えられます。では落ちたから諦めなければならないかというと、そうではありません。

2-1.自己資金を増やす

審査通過のためにできる対策1点目は、自己資金を増やすことです。前述した通り、自己資金が少ないことは金融機関にとって回収リスクが高くなることを示します。したがって、自己資金を多分に用意することで、金融機関からの評価が上がり審査に通過する可能性が上がります。

ここで注意すべき点は、自己資金を増やすために他の金融機関から借り入れをしないことです。そうすると二重で金利が発生するなど、マイナス面しかありません。自分の努力、もしくはご家族からの借り入れなどで自己資金を増やすようにしましょう。

2-2.投資先物件を見直す

審査通過のためにできる対策2点目は、投資先物件を見直すことです。投資先物件に評価が悪いと、担保としての価値がない・投資に失敗するといった懸念から審査通過は難しくなります。したがって、魅力的な物件を再度見つけ出すことで、審査に通過する可能性が上がります。

逆に言うと、失敗してしまう前に「その物件は辞めておきましょう」とアドバイスを貰ったとも捉えることができるため、自分にとってはメリットです。審査に落ちて良かったと前向きに考え、良い物件を見つけて投資成功に繋げましょう。

2-3.勤務先で努力する

勤務先で努力する

審査通過のためにできる対策3点目は、勤務先で努力を続けることです。不動産投資ローンの審査基準として、勤務先の情報は大きな影響を持ちます。したがって、勤続年数を伸ばす・月収を上げる・会社をより安定させるなどの努力をすることで、審査に通過する可能性が上がります。

3.まとめ

このように不動産投資ローンの審査は簡単に通過できるわけではなく、ひいては誰でも不動産投資を始められるということではありません。ですが、審査に落ちたからといって落ち込む必要はありません。審査に落ちた原因を推測し、上記でご紹介した適当な対策を講じることで不動産投資ローンを利用できる可能性は十分あるでしょう。

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