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不動産オーナー1年目の学校

アパート経営成功の秘訣はインターネット?その理由を解説します

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アパート経営成功の秘訣はインターネット?その理由を解説します

アパート経営を成功させるためには、満室経営(入居率)と家賃が重要です。いろいろな対策がありますが、ここ数年入居者からの需要が上がっている 「インターネット無料」が、アパート経営成功にどのようにつながるのかお伝えします。

1. アパートに入居者インターネット無料の導入がおすすめな理由

近年、新型コロナウィルスによるテレワークや動画ストリーミングサービスの普及によって、自宅でインターネットに接続する機会が増えました。そのため、「インターネット無料」は入居者にとって重要なポイント、物件の付加価値になりつつあります。

1-1.入居率向上に繋がる

全国の不動産賃貸会社が選ぶ「人気設備ランキング(全46種)」の中で、インターネット無料は「この設備がなければ入居が決まらない」という項目で、単身者向け・ファミリー向けともに上位を占めています。※全国賃貸住宅新聞の調査結果より

また、入居者自身がプロバイダ契約をすると2週間〜1ヶ月程度開通までに時間がかかります。インターネット無料だと、入居日からインターネットが利用できるため、入居者のメリットとなり入居率向上に繋がります。

1-2. 家賃アップに繋がる

電気・ガス・水道に次いで、重要になりつつあるインターネットですが、入居者が、個人でインターネットの契約を行うと月5,000円前後かかります。そのため、家賃+2,000円程度であれば、入居者は「個人で契約するよりもお得で手間がかからない」と感じます。その結果、インターネット無料が物件の付加価値となり、家賃アップに繋がります。

導入費用は経費計上できるため節税対策や年数経過などによる値下げの対策にも有効となる場合もあります。

2. インターネット種類①:有線回線

有線回線は、回線速度は安定していますが、工事に時間と手間がかかるという特徴があります。

2-1. 有線回線とは

電柱から所有物件の各部屋まで、インターネット回線を直接引きます。各部屋のコンセントのそばにLANポート(インターネット回線の接続口)が取り付けられます。LANポートとルーターをLANポートとLANケーブルで接続して使用します。

2-2. 有線回線のメリット

有線回線のメリット

ルーターを部屋の中に設置する有線回線のメリットは、インターネットへの良好な接続が確保できることです。テレワークや動画ストリーミングサービスの需要が上がる近年、回線速度のトラブルにも発展しづらく、入居者にも喜ばれます。その他にも、下記のようなメリットがあります。

  • 部屋の広さや物件の構造に関わらず設置可能
  • 通信速度が速く、安定している
  • 類似サービス、取り扱い会社も多い
  • ある程度の費用相場があるため、比較検討しやすい
  • 各部屋へ有線を引き込むため、外部の人間は使えない

2-3. 有線回線のデメリット

有線回線のデメリットは、導入時の工程が多いことでしょう。新築時の導入でない場合は、各部屋での工事が発生するため入居者に同意を取り、工事日の調整をする必要があります。工事は既存の電話専用の配管を使うため、大掛かりな工事ではありませんが、開通までに1~3ヶ月程度かかります。その他にも、下記のようなデメリットがあります。

  • 開通後にインターネットを使う際は、ルーターやLANケーブルを別途準備する必要がある
  • 無線回線と比較すると、導入費用が2〜3割程度高いため、費用対効果の検討が必要
  • 類似サービスを提供する会社が多いため、検索の手間がかかる

3. インターネット種類②:無線回線

無線回線は、簡単に設置でき、IDとパスワードで接続できますが、設置条件が決まっています。

3-1. 無線回線とは

電柱から、所有物件の共用部もしくは外壁にWi-Fi機器を設置します。設置後、IDとパスワードを入力するだけで使用できます。※外壁の状態や条件によって、対応できないケースもあります。

3-2. 無線回線のメリット

無線回線のメリットは、共用部に機器を設置する工事を行います。また、機器が共用部にあるため、設備・メンテナンス・トラブル時に手間がほとんどかかりません。その他にも、下記のようなメリットがあります。

  • 有線回線と比較すると、導入コストも抑えられる
  • 工事は最短1日で導入可能
  • 入居者は入居後すぐに、インターネット使用可能(IDとパスワードの入力のみ)

3-3無線回線のデメリット

無線回線のデメリットは、設置環境によって通信速度が安定しない可能性があることです。各部屋までWi-Fiルーターで電波を飛ばすため、部屋の大きさや建物の構造、障害物、天候によって回線速度に影響を与えます。そのため、インターネット無料と案内しているにも関わらず、ネットが繋がらないというクレームにつながるケースもあります。その他にも、下記のようなデメリットがあります。

  • 設置条件(基本的には木造2階建て、1部屋40㎡程度の広さまでの対応)がある
  • IDとパスワードを知っていたら、誰でも接続できる

4. インターネットの導入費用

インターネット無料にするためにかかる費用は2つあります。

  • 初期費用(共用部や各部屋での工事にかかる費用など)
  • 月額費用(インターネット回線の利用料や保守費用など)

※保守費用は月額費用に含まれるものと含まれないものがあるので、各社に確認が必要実際にかかる費用については、導入。回線、物件の構造、1棟あたりの部屋数によって異なるため、相場を出すのは難しいです。

一般的には、初期費用に関しては、10万〜120万程度(1部屋5万円前後)、月額が1〜2万円程度と言われています。詳細な費用については、実際に3社程度に見積もりを依頼し比較検討すると良いでしょう。

5. 主なインターネット回線業者

所有物件へのインターネット導入は業者に依頼する必要がありますが、業者によって費用やプラン、対応範囲も様々です。サポート体制と事業継続が可能な業者かはしっかり確認して選びましょう。

その他の確認のポイントを挙げておきますので参考にしてください。

  • 回線(有線or無線)
  • 初期費用と内容
  • 月額費用と内容
  • オプション
  • インターネット回線業者(NTT、バッファロー、B-CUBIC、アイコネクト、ダンゴセレクト)

6. インターネット導入における注意点

インターネット無料の物件にすることで、物件の付加価値は上がります。しかし、既存の入居者から導入費用や月額費用を請求することはできません。また、テレワークや動画ストリーミングサービスの利用者が増えたことなどから、「通信速度が遅い」というクレームが増えています。費用対効果や途中解約の場合の違約金などの確認もしておきましょう。

7. まとめ

まとめ

いかがでしたか?アパート経営を成功させるために注目されている「インターネット無料」の設備導入。取扱業者が数多くあるので、導入時の費用対効果をしっかりと比較検討して、取り入れてみるのも良いでしょう。

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