【不動産投資の効率的な情報収集術】質の高い情報に触れるためにすべきこと
「不動産投資を始めたい」と思い立った時、まず初めにするべきことは情報収集です。そして質の高い情報をいかに集めるかが、投資の成功を左右するといっても過言ではありません。一方で、どのように情報を集めたらいいのか分からない方も多いかと思います。
そこで本記事では、不動産投資についての情報を高品質かつ効率的に収集する方法について解説していきます。
1.なぜ情報収集が投資の成功を左右するのか
本題に入る前に、なぜ不動産投資において情報収集が重要なのかを解説します。
情報収集が投資の成功を左右する理由は、不動産投資は物件を購入した時点で成功するか失敗するかがほとんど決まってしまうからです。
例えば情報収集を疎かにし、空室率が非常に高い物件を購入してしまったとします。そこで「空室率が高いから売却したい」といっても、流動性が低い(なかなか売れない)性質を持つ不動産は、すぐ買い手が見つかるとは限りません。
また「空室率が高いから立地を移動させたい」といっても、当たり前ですが不動産を動かすことはできません。
したがって、不動産投資は購入時点で成功の可否が決まることが多いため、購入時点で失敗しないために情報収集が重要となります。
まずはこちらを認識したうえで、次項からの情報収集方法をご覧いただけますと幸いです。
2.書籍から情報を収集する
まずおすすめなのは、書籍から情報収集することです。
書籍から得られる情報は、信ぴょう性が高いのが特徴です。著者の知識、参考文献、編集者の検閲、出版社の確認など、多くの過程を経て世に出される書籍は、根本から間違っている情報に触れることはほとんどありません。
間違った情報に触れることが少ない書籍からの情報収集は、まだ知識が少ない初心者向けといえるでしょう。
一方で、出版年には注意が必要です。ひと昔に出版された書籍だと、今とは法規制や経済状況が大きく異なるため、”現時点では間違っている情報”ということになります。
できるだけ最近に出版された書籍から、情報収集するようにしましょう。
3.インターネットから情報を収集する
次におすすめなのは、インターネットから情報収集することです。
インターネットの良い点としては、情報量が多く、かつ最新の情報に簡単に触れられることです。検索キーワードを絞れば、ピンポイントでその情報にたどり着くこともできます。
一方で、誰がその情報を発信しているかが不明確なので、情報の信ぴょう性が高いかどうかは疑問が残ります。触れる情報全てを鵜呑みにするのではなく、運営元の確認や他の記事の印象などから、信じてもいい情報かを判断しましょう。
4.セミナーに参加して情報を収集する
次におすすめなのは、セミナーに参加して情報収集することです。
セミナーの良い点としては、不動産投資のプロから直接話を聞くことができる点です。その内容も、実践的な不動産投資術から、近年の不動産動向や一般には公開されていない情報など、有益なものが多いです。
さらに、質疑応答時には自分が気になった点に答えてもらうことも可能です。せっかくのセミナーなので、気になったことは遠慮せずその場で質問し、解決するようにしましょう。
一方で、受講料が高額かつ悪質な投資への勧誘セミナーなどもあり、全てのセミナーがおすすめできるというわけではありません。
初めてセミナーに参加する場合は、登壇者の経歴や主催元の確認を必ず行うようにしましょう。
また、過去にセミナーに参加したことのある知人から、おすすめのセミナーを聞いてみるのもおすすめです。
5.地域密着型不動産会社に相談して情報を収集する
次におすすめなのは、地域に密着して事業を行っている不動産会社に相談して、情報を収集することです。
地域密着型不動産会社は、その地域の不動産について最も詳しい存在です。つまり、おすすめな物件、おすすめしない物件についての情報を有しているということになります。
まずは相談ベースで聞いて貰えるので、不動産投資を始めたい旨を伝えてみましょう。
一方で、親切心がなく、とにかく契約さえ取れたらいいと考える不動産会社もゼロではありません。そのため、不動産会社の選別は重要です。
ホームページがしっかりしている、代表が直接対応してくれる、口コミや評価が高い、などの特徴を持つ不動産会社を選ぶようにしましょう。加えて、知人から良い不動産会社の情報を貰うことも一つの手です。
6.不動産投資コンサルタントに相談して情報を収集する
最後におすすめなのは、不動産投資コンサルタントに相談して情報を収集することです。
不動産投資コンサルタントとは、文字通り不動産投資について様々なコンサルティングサービスを提供してくれる会社・人のことです。
不動産投資に特化した事業を行っているため、不動産投資に関しての知識・情報は随一といえます。さらに、投資の始め方から資金計画まで相談に乗ってくれることも多いので、初心者の方向けといえます。
一方で、不動産投資コンサルタントを名乗りつつ、実績や知識を持たない人がいることも事実です。
信頼できる不動産投資コンサルタントかどうかを見極める際には、「不動産コンサルティングマスター」という資格を持っているかを確認しましょう。不動産コンサルティングマスターとは、国土交通大臣の認定を受けている「公益財団法人不動産流通推進センター」が証明している資格です。登録を受けるための条件も厳しいため、当資格を有していることは、不動産投資についての知見が深いことを証明しています。
また、法人単位で不動産投資コンサルのサービスを提供している場合、個人としてサービスを提供している場合の２パターンあり、自分の好みに合わせて依頼先を決めましょう。
7.まとめ
不動産投資をするうえでおすすめの情報収集術は以上となります。
冒頭でもお伝えした通り、不動産投資は物件を購入した時点で成功の可否が決まってしまう性質を持ちます。
一方で、不動産投資は良い物件を購入し、かつ適切な管理・運用を図れば安定収入にも繋がる魅力な投資対象です。
情報収集は手を抜くことなく、徹底的に行うようにしましょう。
