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不動産オーナー1年目の学校

怪しい?不動産投資コンサルタントに依頼する注意点と見極め方を解説

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怪しい?不動産投資コンサルタントに依頼する注意点と見極め方を解説

不動産投資の知見がまだ乏しい場合、不動産投資コンサルタントに協力してもらうことは選択肢の一つです。さらに、優良な不動産投資コンサルタントに出会うことができたら言うことはありません。しかし多額の金額を払ったものの、成果に繋がらないといったケースは少なくありません。結果的に、多額の損失を生むことに繋がる恐れもあります。そこで本記事では、不動産投資コンサルタントに依頼する際の注意点と、優良かどうかの見極め方を解説します。依頼するか否かを迷っている方は、ぜひ最後までご覧ください。

1.不動産投資コンサルタントとは

本題に入る前に、あまり聞きなれない「不動産投資コンサルタント」について解説していきます。不動産投資コンサルタントとは、不動産投資を成功に導くための様々なサポートを提供する専門家のことを指します。個人として不動産投資コンサルタントを提供している場合もあれば、法人の事業の1つとして提供している場合もあり、形態は様々です。

1-1.資格

不動産投資コンサルタントは、特定の資格を有していなければ名乗ってはいけないルールはありません。つまり、誰でも不動産投資コンサルタントと名乗ることができ、極論を言うと全く知見のない人でも不動産投資コンサルタントになり得るのです。一方で、公益財団法人:不動産流通推進センターの認定資格である『公認 不動産コンサルティングマスター』を有していれば、有資格の不動産投資コンサルタントであるということになります。

『公認 不動産コンサルティングマスター』は非常に厳しい条件(※1)をクリアした者ののみが与えられる資格であることから、有資格の不動産投資コンサルタントは市場価値が高くなります。

※1 不動産コンサルティングマスターの3条件

  • 宅地建物取引士の資格を有しており、実務経験が5年以上ある
  • 不動産鑑定士の資格を有しており、実務経験が5年以上ある
  • 一級建築士の免許を有しており、実務経験が5年以上ある

1-2.役割

不動産投資コンサルタントの役割は主に3つです。

1つ目は、不動産投資に関する基礎知識の提供です。不動産投資を1から勉強していくとなると、膨大な時間と労力が必要になるだけではなく、情報の取捨選択もしなければなりません。そこで不動産投資コンサルタントに抜粋して貰った基礎知識を提供してもらうことで、効率良く不動産投資の理解を深めることが可能となります。

2つ目は、優良物件の選別・提供です。自分が「どの不動産に投資したいか」「どの地域に投資したいか」などを決めたら、その条件にあう優良な物件を教えて貰います。不動産投資は物件を購入した時点で、成功するか否かの大半が決まるといっても過言ではありません。そのうえでも、投資先の物件選びを手伝ってもらうことには相当の価値があるといえます。

3つ目は、運営に関する知識の提供です。不動産投資には売却益と運用益という2つの利益がありますが、運用益(家賃収入)を安定して獲得していくためには的確な運用が欠かせません。こちらに関しては、経験が浅い方が行っても失敗するリスクが高くなるため、プロ目線でのアドバイスは必要不可欠です。

これら3つの価値の提供が、不動産投資コンサルタントの役割です。

2.不動産投資コンサルタントに依頼する際の注意点

不動産投資コンサルタントに依頼する際の注意点


このように不動産投資をするうえで、コンサルタントに依頼することは大きな価値があります。一方で、前述したように無資格でも始められる不動産投資コンサルタントには、いわゆる悪質な業者がいることは否めません。ここでは、不動産投資コンサルタントに依頼をする際に注意すべきことを2点紹介します。

2-1.契約内容を細部まで確認する

契約内容に関しては、必ず細部まで確認するようにしましょう。また専門用語が多く分からない箇所がある場合には、質問するようにしてください。一度契約を締結した後は、「やっぱり辞めたい」といっても円満な解約は難しくなります。多額の解約金を支払うこともあるかもしれません。気になる点や不明点な点は、契約前に明確にするようにしましょう。

2-2.自分も不動産投資に関する知識を身に付ける

また、不動産投資コンサルタントの言葉全てを鵜呑みにしてしまわないよう、自分も不動産投資に関する知識を身に付けておくといいです。そうすることで、不動産投資コンサルタントのアドバイスに間違いがあった時などに、気が付くことが可能です。全てを不動産投資コンサルタントに任すのではなく、自分も理解をしつつ分からないところや高度な知識が必要なところに関してアドバイスを貰うようにしましょう。

3.優良な不動産投資コンサルタントの見極め方

最後に、悪質な業者と契約して後悔しないように、優良な不動産投資コンサルタントの見極め方を解説します。

3-1.資格を保有しているかどうか

優良な不動産投資コンサルタントの見極め方1つ目は、前述した『公認 不動産コンサルティングマスター』の資格を保有しているかどうかです。厳しい条件をクリアして上記資格を保有している不動産投資コンサルタントは、高度な知識を有していることは間違いありません。知識の有無に関しては、こちらを基準に判断してもいいでしょう。

3-2.コンサル料金が高額すぎないか

コンサル料金が高額すぎないか

優良な不動産投資コンサルタントの見極め方2つ目は、コンサル料金が高額すぎないかどうかです。

契約内容に対してコンサル料金が高額すぎる場合は、価格に見合った価値を提供して貰えません。結果的に、コンサル料のマイナス幅が大きくなり利益が小さくなってしまうと本末転倒です。事前に相場を調査して、契約内容と価格が釣り合っているかどうかを判断しましょう。

3-3.リスクも合わせて教えてくれているか

優良な不動産投資コンサルタントの見極め方3つ目は、リスクも合わせて教えてくれているかどうかです。不動産投資の良い面ばかりを伝え、とにかく契約をとりにくる不動産投資コンサルタントもいます。不動産投資のリスクを事前に理解しつつ、全ての言葉を鵜吞みにしないようにしましょう。

3-4.口コミや評判が良いかどうか

優良な不動産投資コンサルタントの見極め方4つ目は、口コミや評判が良いかどうかです。口コミや評判は過去に経験した人達が残す記録であり、多ければ多いほど信ぴょう性が高いといえます。もちろん口コミ全てを信じることは避けるべきですが、判断軸の1つとして置いておきましょう。知人などの評判であれば、なお良しです。

4.まとめ

いかがでしょうか。不動産投資コンサルタントに依頼することで、不動産投資の成功確率が上がることもあれば、悪質な業者によって失敗に繋がることもあります。大事なことは、自分自身も不動産投資に関する知識を身に付けておくことです。そうすることで、悪質な業者を見抜ける可能性が上がります。適切に不動産投資コンサルタントを選んで、ご自身の不動産投資に活用していきましょう。


【参考】
不動産投資コンサルタントの見極めポイント5つ|信頼できるコンサルタントを選ぼう
不動産コンサルタントとは?費用相場や見極め方などを解説
不動産投資コンサルタントとは?相談する前に知っておきたい4つの注意点

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