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近年注目を集めるホームステージングとは?メリット・デメリットを解説

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近年注目を集めるホームステージングとは?メリット・デメリットを解説

空室リスク、流動性の低さ、入居者募集にかかるコストの高騰…。不動産投資には、避けることが難しい様々なリスクが存在します。そんな中、近年不動産投資家から「ホームステージング」が注目されつつあります。普段聞きなれない用語ですが、なぜ注目を集めているのか。本記事では、そんな「ホームステージング」について、メリットとデメリット、成功させるポイントを解説します。

1.ホームステージングとは

ホームステージングとは、インテリアや小物で室内を装飾することで物件の見た目・印象を良くし、物件の購入希望者や入居者を集める手法です。主な目的は物件成約率の向上で、欧米をはじめ海外では半世紀前から行われていました。装飾は、物件を掲載するポータルサイト用の写真撮影や、購入希望者の見学時に準備をすることが一般的です。購入や入居の契約が交わされた際にはインテリアや小物を貸し出すことはせず、あくまでも良い印象を与えることで興味を集めます。

2.ホームステージングのメリット

ここからは、ホームステージングのメリットとデメリットを解説していきます。ホームステージングを行うことで享受できる最大のメリットは、成約率の向上です。これに起因して、結果的に空室率を下げることや流動性を高めることができます。それぞれ詳細に見ていきましょう。

2-1.空室率を下げることができる

現在ポータルサイト上で公開されているものを見ても分かる通り、賃貸物件は何も装飾されてない写真の掲載がほとんどです。そんな中で、きれいな装飾が施された物件を掲載するだけで注目を集め差別化ができます。さらに、自分がそこで生活しているイメージを思い浮かべることができるため、問い合わせまでのハードルを下げることが可能となります。 不動産投資をするうえで、空室は最大のリスクといっても過言ではありません。そんな中で、成約率の向上に伴い空室率を下げることができるホームステージングは、投資家にとって魅力的になるのは不思議ではないでしょう。

2-2.流動性を高めることができる

流動性を高めることができる


不動産投資には、流動性が低いというデメリットがあります。流動性とは売却までに要する期間のことで、購入希望者が見つかり辛いことから最適なタイミングで売却するのが困難です。その中でも、ホームステージングを施せば物件見学(内覧)で好印象を与えることができ、結果的に購入希望者が見つかりやすくなり流動性を高くすることが可能となります。売りたいタイミングで購入希望者と出会えることは容易ではありません。ですが物件見学からの成約率の向上ができるのは、ホームステージングのメリットといえます。

3.ホームステージングのデメリット

一方で、ホームステージングには費用がかかるというデメリットがあります。インテリアや小物は、どこかから貸し出して貰えるわけではありません。自分で買い揃える必要があるため、全てを購入すると数万円~数十万円かかることもあります。さらに、売り出し中・募集中の物件が無い場合には、ホームステージング用に買い揃えたインテリアや小物を保管しておく場所も必要となります。そのための倉庫を構えることを検討しなければならないこともあるため、倉庫購入費や維持費が必要となるケースも珍しくありません。

このように、ホームステージングをするためには決して少なくない費用が必要となります。投資をするうえでは、費用の捻出は少しでも避けたいのが本音。その面では、新たなリスクを背負うことになるので注意が必要です。

4. ホームステージングを成功させるポイント

次に、ホームステージングを成功させるためのポイントを紹介します。

これらを意識することで、ホームステージングの効果をより高めることが可能となります。

4-1.ターゲットを明確に設定する

ターゲットを明確に設定する


ホームステージングを成功させるポイント1点目は、ターゲットを明確に設定することです。ホームステージングの装飾には、「こうすれば成果が出る」といったものがないため、とにかく事例を参考にしながら装飾してみるという人がほとんどです。ですが、所有している物件の立地や間取りによっては、若い世代からのニーズが高いのか、ご高齢者からのニーズが高いのか、などが異なるはずです。にもかかわらず、画一的な装飾を施していては、ニーズとの不一致が起こってしまいます。

まずは所有している物件はどの層からニーズが高いのかを把握しましょう。そのうえでニーズが高い層を詳細まで細分化し、ターゲットとして設定することです。そうすることで、世代に合わせた装飾をすることができます。やみくもにホームステージングをするのではなく、明確なターゲットは必ず意識しましょう。

4-2.統一感を出す

ホームステージングを成功させるポイント2点目は、統一感を出すことです。例えば、「色」「家具の基調」「照明」「小物の雰囲気」などの統一感は意識することをおすすめします。特に「色」の場合は、白か黒などの無彩色を軸と置くのか、青や緑などの有彩色を軸と置くのか、によって部屋の雰囲気は大きく異なります。無彩色と有彩色が混在しているのは、統一感がなくなるためおすすめできません。雑誌や他のホームステージング事例を参考にしつつ、統一感を出すようにしましょう

4-3.生活感を無くす

ホームステージングを成功させるポイント3点目は、生活感を無くすことです。例えば、洗濯物や掃除機が見えている部屋では「そこに住んでみたい」という気持ちを刺激することが難しいです。できるだけ生活感を無くしましょう。

5.ホームステージングを業者に依頼する選択も

このように、ホームステージングを成功させるためには様々なポイントがあり、誰でも簡単にできることではありません。せっかく費用をかけたのに、成約率が向上しないという最悪のケースに陥ることは避けたいところです。そこで、ホームステージングを業者に依頼するという選択肢もあります。業者に依頼すると、理想的な室内の雰囲気を思い通りに実現することが可能です。もちろん費用はかかりますが、一人でやって失敗するリスクを考えたらメリットの方が多いでしょう。一人で悩まず、業者への依頼もぜひ検討してみてください。

6.まとめ

まだ日本では浸透しきっていないホームステージングですが、今後注目を集めていく可能性は高いでしょう。誰しもが手を出す前に、あなたがホームステージングの成功事例を有する先駆者となってみてはいかがでしょうか。


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