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不動産投資と株式投資の違いとは?

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不動産投資と株式投資の違いとは?

「お金を増やしたい」「資産を増加させたい」と思ったときに選択肢の一つとして出てくる投資。その中でも特に人気が高いのが不動産投資と株式投資です。一方で、同じ投資ではあるものの、不動産投資と株式投資ではその属性が全く異なります。

そこで本記事では、不動産投資と株式投資の違いについて、①投資対象、②利益構造、③流動性の観点から解説していきます。後半ではそれぞれのメリット・デメリットも紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください

1.不動産投資と株式投資の違い①:投資対象

不動産投資と株式投資の1つ目の違いは、投資対象です。大枠ではご存知の方が多いと思いますが、具体的にはどのような対象物があるのでしょうか?詳しく見ていきましょう。

不動産投資と株式投資の違い①:投資対象

1-1.不動産投資の対象物

不動産投資の対象物は「不動産」です。不動産は民法の規定に則ると、土地及び土地に定着している物と定義されます。

また不動産投資は、特にマンション投資(一棟マンション投資、区分マンション投資)、戸建て投資、アパート投資といったように、『土地に定着しているもの』に対して投資をすることが一般的です。他にも、民泊経営や駐車場投資といった不動産投資もありますが、高度な知識とノウハウが求められます。

1-2.株式投資の対象物

一方で、株式投資の対象物は「企業が発行する株式」です。投資をする者は、その株式を購入することでその企業の株主となることができます。取得方法は、証券取引所を介して株主を購入することが一般的です。

2.不動産投資と株式投資の違い②:利益構造

不動産投資と株式投資の2つ目の違いは、利益構造です。こちらが両者の違いとしては最大のポイントとなるので、抑えておきましょう。

2-1.不動産投資の利益構造

不動産投資の利益には、運用益と売却益の2種類あります。運用益は別名「インカムゲイン」といい、所有している不動産投資を借主の貸し出すことで利益を出す仕組みのことを指します。一般的には「家賃収入」といいます。

売却益は別名「キャピタルゲイン」といい、不動産価格が購入時よりも高くなった時に売却することで利益を出す仕組みのことを指します。簡単な公式は【売却時の不動産価格-購入時の不動産価格】で出すことができます。特に前者は、長期的に安定した収入を得ることができるため、高齢者を中心に人気を集めています。

2-2.株式投資の利益構造

一方で、株主投資の利益は売却益(キャピタルゲイン)からのみ発生します。売却益の仕組み自体は不動産投資と同じで、企業の株式が購入時よりも高くなった時に売却し、その差額が利益となります。短期間で購入と売却を繰り返すデイ・トレード、長期間株式を保有し続け最大高値時に売却をするスイング・トレードなど、同じ株式投資でも複数種類が存在します。

3.不動産投資と株式投資の違い③:流動性

不動産投資と株式投資の3つ目の違いは、流動性です。流動性は売買の活発性とも言い換えることができます。事項を読む前に、以下の公式を覚えておくとスムーズに理解できます。

  • 流動性が高い=購入したい時に購入しやすく、売却したい時に売却しやすい
  • 流動性が低い=購入したい時に購入し辛く、売却したい時に売却し辛い

3-1.不動産投資の流動性

不動産投資は、流動性が低いことが一般的です。高額、かつ生活環境の一部という属性を持つ不動産は、頻繁に購入したい人や売却したい人が見つかるわけではありません。加えて、購入時や売却時にしなければならない手続きも多くあります。そのため、利益最大化できるタイミングで売れない・買えないということが多々あります。

3-2.株式投資の流動性

一方で、株式投資は流動性が高いことが一般的です。企業の株式は、取引時間内であれば証券取引所で常に売買がされています。そのため、多くの場合売りたい時にはすぐ買い手が見つかり、買いたい時にはすぐ売り手が見つかります。この流動性の高さは、数多くある投資の中でも株式投資が群を抜いて高いのが特徴です。

4.不動産投資と株式投資のメリット・デメリット

不動産投資と株式投資のメリット・デメリット

次に、不動産投資と株式投資の違いを深堀りするために、両者のメリット・デメリットを見ていきましょう。

4-1.不動産投資のメリット

不動産投資のメリット1点目は、安定した収入が得られることです。前述した通り、不動産投資は運用益を獲得することができるため、借主がいる限り家賃収入を安定的に獲得することができます。不動産投資のメリット2点目は、資金計画を立てやすいことです。株式投資のように売却益に依存する投資では、今後どれくらい利益を作れるのかを把握することが困難です。対して、不動産投資は全ての投資先物件から家賃収入が無くなることは現実的ではありません。そのため、今後どれくらいの利益が出るのか、を中長期的に把握することができます。

不動産投資のメリット3点目は、投資以外にも活用できることです。例えば所有しているマンションに自分が住むこともできますし、旅行先でホテル代わりにすることもできます。こちらは不動産という現物を投資対象とする不動産投資ならではのメリットといえます。

4-2不動産投資のデメリット

不動産投資のデメリットは、様々なリスクが伴うことです。例えば、空き室が発生するリスク、借主から家賃が滞納するリスク、不動産が老朽化するリスク、地震や火事などの災害リスクなどが挙げられます。もちろん投資にリスクはつきものですが、老朽化や災害など、現物である不動産ならではのリスクも多いため、リスクと捉えられる事項が沢山あります。

またリスクが多い分、知識や経験の有無が成功要因として大きくなることも、デメリットの1つと言えるかもしれません。

4-3.株式投資のメリット

株式投資のメリット1点目は、現金化しやすいことです。株式から現金に戻したいと思った時には、証券取引所で換金をするだけで可能です。資金が必要な時など、すぐ現金化したい時にできるのは大きなメリットです。

2点目は、維持管理費用が掛からないことです。売却益だけで利益を出す株式投資では、管理費や修繕費のような費用が必要ありません。3点目は、株主優待が受け取れることです。企業の株式を購入するということは、その企業の株主になるということです。

そのため、企業ごとに設定されている株主優待を受けられるので、それを楽しみに株式投資をしている人もいるほどです。

4-4.株式投資のデメリット

株式投資のデメリットとしては、損失が大きくなるリスクを伴うことです。株式は乱高下が激しい性質を持っているため、購入時よりも大幅に下落したタイミングで損切り(これ以上損を大きくさせないために、含み損で売却すること)をしなくてはならないことが多々あります。こちらは、運用益と並行して利益を出すことができない株式投資の最大のデメリットといえます。

5.まとめ

いかがでしたでしょうか。このように、同じ「投資」でも不動産投資と株式投資は全く異なり、投資先を決める際にはそれぞれの属性を理解しておく必要があります。今後、投資をしようと思っているけど何に投資をするか決まっていない方は、失敗しないためにも詳細まで理解するようにしましょう。

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