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不動産オーナー1年目の学校

不動産を相続したら、売却する?活用する?メリットとデメリットを解説〜活用編〜

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不動産を相続したら、売却する?活用する?メリットとデメリットを解説〜活用編〜

相続した不動産を売却するか?資産活用するか?売却編に引き続き、活用するメリットとデメリットを解説します。最近では不動産の資産活用の選択肢が広がっています。相続した土地が資産活用できるのかも合わせて一緒に検討しましょう。

1. 活用を選んだ時の場合のメリット

活用を選んだ時の場合のメリット

相続した不動産を資産として残したいと考えている方に、資産形成する事ができます。不動産を活用するメリットを解説します。

1-2. メリット①賃料収入を得ることができる

建物や駐車場など、人に貸して安定的な収入を得る事ができます。アパートを建てて不動産経営を行う、更地にして駐車場運営を行うなど手段があります。最近では貸し物置などサービスが多様に増えています。安定的な収入を得て資産運用することも可能です。

1-3. メリット②節税効果が得られる

不動産で資産活用する場合、所得税と相続税の節税効果を得る事が可能です。建物を建てると、住宅用地の特例を受ける事により、課税額の固定資産税は最大1/6、都市計画税は最大1/3まで下がります。また、給与所得と不動産所得を得ている場合は不動産所得の損益通算する事ができます。これにより、所得税と住民税を節税する事が可能です。相続税に関しても不動産の場合は60%〜70%で評価します。相続税を下げる事に役立ち、相続税対策もできます。

1-4. メリット③インフレ対策に役立つ

物価が上がる状況はインフレですが、インフレになると不動産の価格も上がります。不動産価格が高くなる状況下では不動産の価値が高くなります。従って、家賃の上昇で利益を得やすくなり、売却することで譲渡益を得る事ができます。

1-5. メリット④保険や年金の代わりの資産になる

不動産を所有する事によって、万が一の時に残された家族への財産にできます。さらに不動産で家賃収入を得る事で年金の足しの資金にもなります。金融資産と違い、価格が大きく変動しないので長期的に保有できる資産と言えます。

2. 活用を選んだ場合のデメリット

不動産を活用する場合にもデメリットはあります。不動産を所有し続けるにはリスクが伴います。その面も踏まえて解説します。

2-1. デメリット①:不動産を管理する費用と手間が掛かる。

不動産を管理する費用と手間が掛かる。

不動産を管理し続けることは時間・金銭・労力が常に必要です。近年、空き家の増加により所有者の管理が問題視されています。戸建てや土地の場合は近隣住民の迷惑にならないように環境整備する必要があります。また、アパートや賃貸住宅は空室が出ないように設備投資や改修にも費用がかかります。最近では管理会社にお任せするなどサービスも充実しています。その点を考えて検討しましょう。

2-2. デメリット②:不動産からの収益が入らないこともある。

賃料は恒久的に補償される収入ではありません。環境により、賃借人の退去、設備が故障に遭うと賃料が入りません。常に入居者や賃借人を入れ続ける努力が必要です。不動産事業者に入居者を募ってもらうなど自ら働きかける必要があります。

2-3. デメリット③:すぐに手放すことができない

不動産を活用している場合、すぐに手放すことが難しいです。特に駐車場や賃貸住宅の場合は入居者の退去に時間がかかります。また、建物の解体や撤去工事も同じことが言えます。また、不動産売買に出しても買い手がいないと成立しません。手放すにも時間がかかることを加味しておきましょう。

2-4. デメリット④固定資産税が発生し続ける

不動産を所有している以上、固定資産税は発生し続けます。賃料が入らなくなっても税金は払い続けます。住宅用地の特例を受ける事により、課税額の固定資産税は最大1/6、都市計画税は最大1/3まで下がるなど、税制優遇も活用できます。これらは節税に大きな効果をもたらします。その点も考えて対策しましょう。

3. 活用に向いている不動産とは

相続した不動産が資産活用に向いているのか、メリットとデメリットを理解した上で下記の条件が挙げられます。

  • 近隣にあり、定期的に管理することができる
  • 駅近くなど好立地である
  • 間口が広い土地、測量がしっかりされている

など、資産活用するあたり最適な状況の不動産であれば、設備コストをかけなくても資産活用できます。 ぜひ、検討してみても良いでしょう。本来だと自分で不動産投資するには多額の費用がかかります。せっかく相続不動産を活かすきっかけになります。

3. まとめ

2回に分けて不動産を相続した場合の対処法を解説しました。ご自身が相続する不動産がどちらに向いているのか相対的に考える必要があります。後悔のない相続に繋げていきましょう。


【参考サイト】
不動産投資のメリットとデメリット
住宅用地とは何ですか。また、住宅用地に対する特例措置とは何ですか。
不動産運用のメリットとデメリット|初心者向けに詳しく解説
相続した不動産はどうする?節税できる有効活用の方法
相続した土地の活用法を解説 遊休不動産に有効な5つの方策とは

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